世田谷区目黒区のコロナによる不動産市況、気になる今後の影響は!?
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コロナによって不動産市況にどのような影響が出ているのか?
「コロナによって不動産市況に影響が出ていますか?」
最近ご来店頂くお客様よりよくご質問頂きます。
2020年は世界的にコロナによって経済に大きなダメージを残しました。先行きが見えない状況に不安を持っている方も多くいます。
コロナの影響が出てから約半年が経ちますが、不動産市況にどのような影響が出ているのか、特に城南エリア(目黒区、世田谷区、品川区、大田区)に絞って、不動産業者が不動産情報を仕入れる専用サイト、東日本流通機構の成約事例、新規登録、在庫状況の推移を見て解説していきます。
これから不動産購入を検討している方のご参考にしてもらえればと思います。
城南エリアの成約状況
城南エリアの成約状況は、2020年4月に緊急事態宣言が発令され、4月5月は大手の売買仲介専門会社が軒並み休業に入った事もあり、市場が停滞しました。成約件数・成約価格ともに4月・5月と大幅な落ち込みがみられます。確かにこの時期は、在住しながら売却に出している場合は、コロナの感染リスクもあるため、募集を停止している売主様も多くいらっしゃいました。
しかし、その後緊急事態宣言が明けた6月・7月は成約件数が増加に転じています。実際に、私たちも営業をしていると、在宅ワークが増えたのでお部屋を広くしたい、家にいる時間が増えたので、より快適な住まいに住みたいとお引越しを希望される依頼を受けています。
コロナの経済の影響は業種によって異なってきますので、継続して物件を探していて、収入に影響が出ていない層が緊急事態宣言が明けて改めて成約していることが伺えます。
しかし、昨年比でみると、6月-13.6%、7月-8.2%と、昨年よりは取引件数が減少しているところを見ると、購入をしたいけど現状様子見をしているという層も多く、昨年まで活況を呈していた市況から、若干の落ち着きが出てきたというところです。
成約価格が大幅に下がっているわけではないので、資産価値が下がりにくい人気の物件は引き続き大幅な価格下げでなく成約しており、コロナによる影響が軽微だった業種にお勤めの方は引き続き成約している状況があると見受けられます。
城南エリアの新規登録状況
城南エリアの物件新規登録状況はどうでしょうか?
新規登録とは新たに市場に募集が掛かった物件の数になります。こちらは減少傾向にあることが分かります。
2013年より城南エリアの不動産価格は上昇を続けてきた影響で新規登録数は増えてきていましたが、昨年あたりから募集物件は減少傾向となっていました。そして今年に入りコロナの影響で新規登録はさらに大幅な落ち込みを見せ始めています。
今までは売却益が見込める売主様が売却に出していた状況から、コロナにより経済の見通しが分かりにくくなった事で、物件の売却を控えて現状維持の判断する売主様が増えていることが分かります。
今後は物件を買いたいけど市場に物件が少ないという状況も予想されます。
城南エリアの在庫状況
最後に城南エリアの在庫の状況は、新規登録数が大幅な落ち込みを見せていますが、成約数は戻ってきているので、市場に出ている在庫がどんどん減少している状況になります。
在庫が少なくなってくると、市場に物件の供給数が減少していく事になるので、買いたいけど変えないとなると、コロナによって経済が停滞して、不動産価格の下落が予想されていますが、思ったより下落しない可能性が高いと思います。今後在庫数が増加するか、減少するかによって、相場の変動幅が変わってくるかと思います。
今後はこの在庫数を見て、さらに先の不動産市況を見通していく必要があります。
コロナ後の城南エリアの不動産市況影響
これらのデータから、コロナ後の城南エリアの不動産市況は影響はどうなるでしょうか?コロナによって経済は大きなダメージを負いました。一方で、影響が少ない業種で収入に変わりがない層もいます。
城南エリアは元々人気が高く、物件を探している方多い需要のあるエリアと言えます。
新規登録数や在庫数が減っていることを見ると、売却を進めるのではなく経済が戻るまで現状維持の選択肢を取る売主様が多く、市場に供給される物件が減少する事が予想されます。
コロナ後の城南エリアの不動産市況の影響としては、全体としては価格の低下が進みますが、過去のリーマンショックや東日本大震災後程の不動産市況へ大幅に相場が下がる状況よりは、大幅に相場が下がるというより、ダラダラと小幅に下がっていく状況になる事が予想されます。
不動産購入する際には、資産価値があるかどうかを見極めることが一番大切です。
全体の相場がどのように動くか経済情勢によって大きく変わってきます。不動産の購入するタイミングは一人一人の生活状況によって変わってくるので、相場だけでなく自分たちにとって、今不動産を購入すると生活がより良くなるかどうかを考えて判断していくことが必要です。
コロナ後の不動産市況影響について、ぜひご参考にしてください。
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