関東圏と関西圏の賃貸契約「更新」の違いと当社の取り組み
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関東圏と関西圏では、賃貸契約の「更新」時の考え方が違います。
一番の違いは、『更新料』です。更新料とは『更新料の補充ないし前払い的な性質を持ち、賃貸借契約を維持するための対価』とされており、賃貸の更新をする際に貸主に支払う費用ですが、法律で定められているわけではないので、地域ごとの【慣習】であることをご存知でしょうか?
関東圏と関西圏の更新料の違い
関東圏は、契約期間満了ごとに更新料を1ヶ月~1.5ヶ月支払う事が一般慣習です。
さて、関西圏はどうでしょう?
京都を除く関西圏では、更新料の慣習がありません。つまり、更新料『ゼロ』なのです。
更新料がないかわりに、敷金や礼金が高い場合や家賃設定を高くしている物件もあります。
いわば更新料は、ご当地ルールというわけですね!
- 「家賃が高くて、更新料がないのが良いのか?」
- 「初期費用が高いが、家賃は抑えられ、更新料がない方が良いのか?」
- 「家賃は抑えつつ、更新のタイミングで更新料を払う方が良いのか?」
いろいろと選択肢はありますが、最終的には、賃借人が判断をおこない、更新をするかしないかを決めます。 募集を行う際に、更新をしてもらえるかどうかという条件も考えながら決めていく必要があるかもしれません。
入居者様に更新してもらうために、当社が取り組んでいること
昨今、コロナの影響で1R/1Kが解約になると、長期空室となる事もあり、更新をしてもらい長く住んでもらえる方が良いと考え、オーナー様にも協力をしていただいています。
例えば、当社では次のような取り組みを行っています。
- 『オーナー様のご厚意』ということで、更新料を免除
- 更新をしてくれた方へはハウスクリーニングのサービス
- 設備交換の提案
更新料免除に関しては、以前より2回以上更新をしてくださるタイミングでご提案しておりました。
ハウスクリーニングについて
ハウスクリーニングについては、2022年より取り組み始めたのですが、エアコンの内部洗浄・キッチン・お風呂・トイレの清掃を、希望者の方に対して、オーナー様負担にてご提供しています。
一人暮らしの筆者は、正直……エアコンの清掃を滅多にしません。お風呂掃除もこまめにはできておりません。こんなサービスあったらいいな、という思いから、こうしたサービスを提案しています。清掃は、弊社の原状回復工事をしてくださる協力業者に依頼をしており、費用を抑え、丁寧かつ早く対応してくれます。
更新のタイミングで、室内の設備の不具合がないかを確認し、特に、耐用年数を超えた設備があれば、交換の提案をしております。
ウィル・ビーからのご提案
「長年使っているけれど、壊れていないしまだ使えるから」という理由で管理会社に連絡しない、ということはあると思います。更新のタイミングで話す機会があるからこそ、状況をお伺いしてオーナー様へご報告と工事提案をさせていただいております。
ちなみにですが、エアコンなどは一般的に耐用年数が10年と言われていますので、入居中に壊れて使えなくなる前に、交換をオススメします。
オーナー様には、一時的な費用負担が発生しますが、賃料10万円の物件が1ヶ月空室になれば、10万円の損失。ハウスクリーニングのサービスだと3~4万円・エアコン交換だと8~10万円ほどです。
現在の入居者に、更新をしてもらい、快適に住んでいただけたらWIN・WINではないでしょうか?