安心の防犯対策!賃貸マンションのセキュリティ強化方法
- 賃貸管理
賃貸マンションを探す際、入居者は一般的に「セキュリティ」を重視する傾向があります。特に、女性の1人暮らしだと、一階の物件は他の条件がマッチしていても、候補にすらあがらないことも。
また、「オートロック」付きの物件じゃないと候補から外す事も多いので、入居者がいかに賃貸マンションにおける防犯対策を気にしているかがわかります。
だとしたら、どのような防犯対策が有効なのでしょうか。本記事では、賃貸マンションにおける有効な防犯対策を4つ、ご紹介します。
オートロックシステムの導入
オートロックシステムは、エントランスの玄関を自動的にロックしたり、訪問の際に自動的にお部屋内からエントランスのロックを解除することができるシステムです。
オートロックが設置されている賃貸マンションはセキュリティが高いとされ、人気が高い傾向があります。
実際、全国賃貸住宅新聞が掲載した2022年の「家賃が高くても決まる設備ランキング」で「エントランスオートロック」は、単身者向けでは2位・ファミリー向けでは3位を獲得しています。
オートロックのメリット
オートロックを導入するメリットは、以下です。
- マンションの安全性が高まる
- オートロックが付いてない物件より1万円ほど高めの家賃設定ができる
- 落ち着いた入居者が集まりやすい
- 訪問販売や押し売りを避けやすい
オートロックは万能ではない
しかしながら、賃貸マンションの防犯性を担保してくれるオートロックであっても、完全に「安全」を保証するわけではありません。
鍵を開ける際に、住民を装い、一緒に入られる場合も。このようなことを避けるためにも、周りに人がいないか確認し、間隔を置いて中に入るようにすることをおすすめします。
また、オートロックの鍵は全入居者が共通で使っているので、一人が紛失すると他の入居者にまで影響を与えてしまうことがあるので注意が必要です。
オートロックシステムの設置費用と導入手続き
賃貸マンションにオートロックを後付けする場合、工事業者や設置できるかどうかの環境によって価格帯はばらばらです。
エントランスのオートロックに関しては、単純に開き扉(観音開き)で電源も近くにある場合には、比較的安価に取り付けることが出来ます。
しかし、自動ドアを増設し、20〜30の戸数にそれぞれモニターフォンを設置するのであれば大工事になってしまうので、導入費用が高額になってしまいます。
また、各部屋ごとのオートロックについては、配線工事をともなう従来のオートロックだけでなく、各部屋の玄関に取り付けるタイプのオートロックや、新しく配線工事をせずに電話回線を利用して設置するタイプのオートロックもあります。
物件の種類によっては新しいタイプのオートロックも導入できるので、費用を抑えることもできます。3社以上の業者に見積もりを出して、それぞれの物件に合った方法で導入しましょう。
防犯カメラの設置
賃貸マンションに防犯カメラを設置することも一つの対策です。
防犯カメラはオートロック程の費用をかけなくても、セキュリティ対策をしているというアピールができるので、オートロックの導入が難しい場合におすすめです。
もちろん、オートロックと防犯カメラの両方で対策をしている物件もありますので、余裕があれば両方導入すると良いでしょう。
防犯カメラの効果と重要性
防犯カメラの効果としては、「犯罪などの抑制」が代表に挙げられます。
防犯カメラにはオートロックのような物理的な抑止力はありませんが、心理的な部分で犯罪者や不審者が近づきにくくする効果があります。
防犯カメラに映った姿が証拠になり得るので、入居者の心理的安全性も高まるでしょう。また、犯罪まではいかなくても、入居者同士のトラブル防止・対策にもつながるので、賃貸マンションの安全性を上げることができます。
このような理由で、入居者も防犯カメラが設置されている物件を好む傾向があります。
「オートロック付きの物件は高いから無理だけど、せめて防犯カメラがある物件に住みたい」と思う入居者は少なくありません。この層を狙うことで、空室対策も兼ねることができます。
防犯カメラの設置場所
防犯カメラは、一般的な防犯目的なら「エントランス」や「エレベーター」に設置する場合が多いです。また、ごみの不法投棄を防ぐために「ゴミ置き場」に設置することもあります。
防犯カメラの効果を最大化するためにも、目立つ場所に設置する、見えやすい場所にステッカーを貼ると良いでしょう。
ただし、防犯カメラを設置する際にはプライバシーの侵害をしないように注意しなければなりません。
例えば、玄関先に設置した防犯カメラで室内が見えてしまうと、それもプライバシーの侵害になり得るので、気をつけましょう。
モニター付きインターホンの導入
モニター付きインターホンのメリット
賃貸マンションのモニター付きインターホンは、最も手軽に導入できる防犯対策の一つです。初期費用はオートロックや防犯カメラに比べると格安で、後から取り付けるのも比較的簡単です。
最近では、配線工事が簡単・必要ない「ワイヤレスインターホン」もあるので、工事への負担が少ないのも特徴です。
また、入居者側もオートロックや防犯カメラがなくても、モニター付きインターホンが設置されていれば安心できるでしょう。
自分で訪問者を確認できるので、家賃を押さえながら最低限の防犯対策を取りたい入居者にはいいでしょう。
インターホンの設置費用
インターホンの性能・種類、業者によって値段はバラバラですが、一戸あたり1万円〜3万円ほどで導入できるので、「あまり費用をかけずに賃貸マンションの防犯対策をしたい」というオーナー様におすすめです。
あると便利なインターホンの機能
ただモニターがついているだけでも訪問者の顔が確認できるので、最低限の機能としては十分です。
しかし、オートロックや防犯カメラなどの他の防犯対策がされてない物件に関しては、さらなる機能が求められることも。
そこで、テレビモニター付きインターホンに付帯されていると良い機能についてもご紹介します。
- カラーモニター
- 自動または手動の録画機能
- 夜間に使えるライト搭載
- ボイスチェンジ機能
- カメラのズーム機能
- 広角カメラで表示範囲を変えられる
これらの機能がついていると、利便性と安全性が高まるので、インターホンを選ぶ際の参考にしてください。
ホームセキュリティを導入する
オートロックや防犯カメラ、モニター付きインターホンだけでは物足りない。
さらに防犯対策をしっかりしておきたいオーナー様におすすめなのが、セコムやアルソックなどのホームセキュリティ会社に加入することです。
ホームセキュリティサービスとは?
防犯カメラや人感センサーにより、異常を察知し被害を最小限に留めるサービスです。
契約の種類にもよりますが、ただ「危険を察知し、知らせる」にとどまらず、緊急時は会社の警備員が駆けつけてくれるサービスもあります。
ホームセキュリティの効果とメリット
全国賃貸住宅新聞が発表した2022年の「家賃が高くても決まる設備ランキング*」で、特にファミリー向けの物件ではホームセキュリティを導入していれば、周辺相場より家賃が高くても入居が決まるとのアンケート結果が出ています。
ファミリー向けの物件は2LDK、3LDKなど広く家賃も高額になりますので、導入費用に比べ大きな利益を得る可能性が高いです。
このように、ホームセキュリティを導入することで、小さい子供や高齢者、ペットと暮らしている人にとって安心感を与え、早期入居へとつながりやすくなります。
※出典:全国賃貸住宅新聞。https://www.zenchin.com/news/content-639.php
ホームセキュリティの導入費用
ベランダや玄関・窓など機器の設置工事も必要になる場合が多いので、一戸あたり3万円〜6万円程が目安です。
機器をレンタルする場合には月々の費用3,500円〜6,000円、機器を買い取る場合は月々の金額は3,000円程に抑えることができますが、別途機器の購入台がかかります。
無駄な費用を発生させないためにも、機器の種類・契約に含まれているサービス内容をしっかり比較・検討し導入するようにしましょう。
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