帰国後の小学校選びの参考に!東京都内の帰国子女受け入れ校をご紹介します
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帰国後の小学校の選び方、どうしますか?
日本への帰国が決定した際にいち早く動くべき、お子様の小学校探し。子供の興味関心や性格、適正などから選択肢はいくつもに分かれるため、どう選んだらよいのか分からないと不安を抱えていらっしゃる方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、都内の帰国子女受け入れ校を、具体例を交えつつ「公立」「私立」「インターナショナル」の計3カテゴリに分けてご紹介します。
公立小学校
後述の2つと比べると公立小学校は授業料が低額な点がメリットですが、他方で学区の規制があるため住まい探しの問題も生じます。
英語が話せるアドバンテージをより活かすため、日本語がしっかり話せることを重要視するご家庭にはおすすめです。
東山小学校(目黒区東山)
学力レベルに関しては、目黒区の公立小学校の中では最高峰といわれるほど。
学区内の大半が国家公務員の官舎になりますので住環境も良く、遠方からわざわざ東山小学区でお部屋探しをする方もいらっしゃいます。老朽化に伴い2018年に完成したばかりの新校舎も人気要因の一つです。
公立のため授業は原則日本語で実施されますが、経営方針のなかで「異文化理解」を挙げていることより、英語だけで過ごす空間とする「イングリッシュルーム」の取組等を実施しています。
東町小学校(港区東麻布)
英語を母語とする児童がいたり、海外での生活が長かったために日本語よりも英語の方が得意な児童がいたり、当然日本語中心の生活の児童がいたりするため、個に応じた学習ができるように国際科における習熟度別授業を展開しています。
他方で日本の文化に誇りをもち、他国を尊重する態度を育てるために、年間12回の「日本文化の時間」茶道・和太鼓・将棋・昔遊び・折り紙・カルタ・百人一首等に分かれて、地域の方々の協力を得ながら日本の伝統や文化を学ぶことができる点が特徴です。
私立小学校
私立は学区の規制がないため、幅広い選択肢のなかから選ぶことができます。授業料は公立校の約5~7倍が目安。
また編入にあたって試験を受けなければならなかったり、学校生活を送れる程度の日本語力が必要だったりしますので、事前に確認が必要です。
成蹊小学校(武蔵野市吉祥寺)
1964年に全国に先駆けて「国際学級」を設置し、国際化社会に対応できるグローバルな思考をもつ子どもたちの育成をめざし、個々の能力を引き出すことを教育の主眼としてきました。1年生からネイティブスピーカーの教師による授業が行われたり、「国際交流」の授業では国際理解というテーマで学年交流授業を行い世界各国のくらしについて興味関心を伸ばしたりといった授業展開がなされます。
その他、オーストラリアでの体験学習など多彩な国際交流プログラムの用意もあります。
啓明学園(昭島市拝島町)
学園の標語である「正直・純潔・無私・敬愛」を念頭に置いて、キリストの教えに基づく全人教育を進めています。
帰国子女のために「国際学級」というシステムがあり、帰国生は帰国後一定期間、国語と算数の時間を「国際学級」に来て学びます。算数一つとっても国によって科目の進度が違うため、「国際学級」ではその児童の進度にそって個別学習を行います。
在校生の25%が帰国子女で、帰国生にとっては同じようなバックグランドをもつお子さんが多い為、安心して通学できる校風ではないでしょうか。
インターナショナルスクール
英語力の維持は確実に行うことができ、将来的に海外で活躍していきたいとなれば大きな力を養うことができます。
海外、特に英語圏で現地校、あるいはインターナショナルスクールに長いこと通っていたのであれば、授業や学校生活は日本の学校に通うよりなじみやすいかもしれません。
アオバジャパン・インターナショナルスクール(練馬区光が丘)
教育方針としては「国際人になるために生徒ひとりひとりの可能性、潜在能力を最大限に引き出すこと」を重視しており、自主自律、万象究理、社会寄与など地球規模で共通した意義のある6つの課題について「探究の単元(UOI:unit of inquiry)」を通じて探究し、小学生の段階から学びを深めることができる点が特徴です。
特定の宗教を持たず、どのような国籍・宗教を持つご家庭も尊重し受け入れています。またネイティブでない方のために、入学後の2年間で英語の授業についていけるようになる「インテンシブ・プログラム」が用意されているので、英語力に自信が無い方でも入学しやすい学校です。
西町インターナショナルスクール(港区元麻布)
1949年の設立と歴史も古く、幅広い国籍の生徒を集めるきめ細やかな少人数制で、受験の倍率が高いことでも知られる人気の学校です。
35か国、計470名の生徒で構成されており、多国籍の生徒たちと交流することで単一の文化の範囲を超え、グローバルな視点を持った国際人として成長することが目指されています。両親ともに日本人の生徒は全体の約3割程度です。日本語は日本人の生徒はもちろん、外国人の生徒も毎日学んでいます。日本語クラスはレベルごとに実施されています。
まとめ
いかがでしたか?インターネットや書籍等で情報収集をするほか、実際に学校を訪問して教員や在校生の話を聞くことで、各学校の雰囲気や特徴を肌で感じられるのではないでしょうか。
世田谷区、目黒区、渋谷区内で帰国子女の受け入れ態勢が整っている学校をお探しの方は、ぜひウィル・ビーへご相談ください。
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