賃貸物件はどうやって探すの?
- お部屋探し
賃貸物件を借りようと思ったら、まずは物件情報を集める必要があります。
せっかくのお引越しなので、「できるだけ良いお部屋を見つけたい」と誰しもが思いますよね?
そこで今回は、賃貸物件はどうやって探すのかについてお伝えします!
物件情報の集め方
基本的には、次の2つの方法があります。
- 不動産会社から紹介してもらう
- インターネットで検索する
1. 不動産会社から紹介してもらう
こちらは実際に不動産会社に来店し、物件を紹介してもらう方法です。
不動産会社は、『レインズ』という「不動産物件情報交換のためのコンピュータネットワークシステム」を使って、物件情報を仕入れます。
『レインズ』は不動産業界全体規模の情報を集約しており、その中からお部屋探しのプロがお客様に合った物件を紹介してくれます。
2. インターネットで検索する
最近ではインターネットが普及し、誰でも簡単に物件情報が集められるようになっています。
SUUMO、athomeなどの不動産情報サイトは、見たことがある人も多いのではないでしょうか。
その他にも、自分が住みたいエリアにある地域密着不動産会社のHPには、そのエリアに特化した物件情報を掲載している場合が多いので、ぜひ検索してみてください。
しかし、自分では「どれが良い物件で、どれが悪い物件かわからない」という人も多いかと思います。
そこで次は、良い物件と悪い物件の見分け方をお伝えしていきます!
良い物件と悪い物件の見分け方
物件は住む人それぞれの価値観によって納得できるポイントが異なります。
そのため、住む人が納得できれば良い物件、そうでなければ悪い物件といえます。
そのなかでも、多くの人にとって悪い物件となるような物件は、家賃相場と比較して割安になっている可能性があります。
その安さには、必ず何かしらの理由があるため、割安になる物件の特徴をあげていきたいと思います。
- 日当たりの悪い低層階である
- 建物が古い
- 騒音問題がある
- 事故物件である
などです。
住んでから後悔しないように、物件を探す段階からできるだけ納得できる条件を選びましょう。
1. 日当たりの悪い低層階である
日当たりの悪いお部屋のデメリットは、次の3つがあげられます。
日中もお部屋が暗い
日当たりが悪いとお部屋が暗くなりやすく、日中も電気をつけないと暗さを感じてしまう場合があります。
冬場は寒い
夏場は日差しが入り込みにくいため過ごしやすいというメリットはありますが、冬場は室内の温度が上がりにくく、寒さを感じる場合があります。
湿気が多くなる
日当たりが悪いと洗濯物が乾きにくくなります。
部屋干しの場合は室内に湿気がたまりやすくなるため、カビの発生を促してしまう場合があります。
2. 建物が古い
建物が古い物件のデメリットは主に次の2つです。
耐震性や建物の強度が不安
1981年6月1日以降に建築確認を受けていない建物は「旧耐震基準」の物件となります。
耐震性や建物の強度に不安があります。
設備面で新しい物件に劣る場合が多い
築年数が比較的新しい物件の場合、温水洗浄便座や浴室乾燥機などの設備が備わっているところも多いです。
一方で、古い物件にはこのような設備がついていない場合があります。
3. 騒音問題がある
賃貸物件において非常に多いトラブルが、騒音問題です。
騒音が気になるという方は、「建物の構造」と「立地」を確かめましょう。
木造は柱が細く壁も薄くなりがちで、風通しが良い分、音漏れもしやすいのが特徴です。
一方で鉄筋コンクリート造は、構造上壁が厚く機密性も高いため、音が漏れにくいという特徴があります。
建物の構造はSUUMOなどの不動産情報サイトでも確認できますので、気になる方ははじめから「鉄筋コンクリート造を条件に入れる」ことで対策しましょう。
また、近隣に大通りや高速道路・鉄道などが走っていないか、工場や喧騒激しい繁華街がないか、などは内見時に確認しておきましょう。
4. 事故物件である
事故物件に明確な定義はありませんが、一般的には次のような物件が事故物件として取り扱われています。
- そのお部屋で過去に事件や事故があった
- 前の入居者がお部屋で亡くなった
不動産会社に聞けば、事故物件かどうか管理会社に直接確認してもらえるので、気になった場合は聞いてみましょう。
以上、割安になりやすい物件の特徴でした。
もちろん、上記よりも家賃が安いことにメリットを感じれば、それは自分にとっては良い物件といえます。
大事なのは、お部屋探しにおいて自分が何を重視するかということです。
最後に、特に女性の一人暮らしの際に確認するべき「物件周辺の治安」の調べ方についてもお伝えします!
こちらも、物件を選ぶうえで重要な要素となります。
物件周辺の治安について
お部屋探しの際に、あわせて確認しておきたいことが「物件周辺の治安」についてです。
事前に確認できることは次の3つです。参考までにご覧ください。
- 公的なデータで犯罪情報を調べる
- 夜間の人通り・街灯の数を確認する
- 交番の位置を確認する
1. 公的なデータで犯罪情報を調べる
警視庁や各自治体が公表している「犯罪情報マップ」から、過去に起こった犯罪について地図上で確認できます。
犯罪が多いエリアは治安が悪いといえますので、気になる方は事前に調べておきましょう。
2. 夜間の人通り・街灯の数を確認する
内見は日当たりの良い日中に行う場合が多いです。
日中は明るく治安が良さそうに見えても、夜間は街灯が少なく人通りが減るということもあります。
あらかじめ、夜間の人通りや街灯の数は確認しておくと良いでしょう。
3. 交番の位置を確認する
近くに交番があると安心ですよね。
交番の近くは不審者が避けるので、防犯面でも効果があります。
交番の位置は地図上で確認できるため、物件を決める前に必ず確認しておきましょう。
もちろん、オートロックや防犯カメラなど、物件自体のセキュリティも大事です。
まとめ
賃貸物件を探すうえでまず考えたいのは、「どんなお部屋に住みたいか?」「どのエリアに住みたいか?」などの条件です。
その条件をもとに、インターネットで物件情報を検索し、気に入った物件があったら不動産会社に問い合わせる、というのが基本的な流れになります。
そのうえで、実際に不動産会社に足を運び、問い合わせた物件に類似した物件や自分の条件にぴったりあった物件もあわせて紹介してもらいましょう!
わからないことは、お部屋探しのプロになんでも聞いてみてください!