あとから後悔しないために大事な「入居時チェック」とは?
- お部屋探し
賃貸アパートやマンションでは、入居時から壁や床の傷、設備の不具合などが見られることがあります。日常生活には大きな影響がなくても、退去時に大家さんや不動産会社とトラブルになるケースも少なくありません。
入居時に部屋の状態をきちんと確認しておくことは、安心して生活を始めるための第一歩です。この記事では、入居時にチェックしておきたいポイントを詳しくまとめています。トラブルを未然に防ぎ、快適な新生活をスタートさせるための参考にしてください。
入居時に確認しておきたいポイント
新居に入ったら、部屋の状態確認を最初に行いましょう。物件によっては、生活に支障のない程度の傷や汚れがある場合があります。また、長く使われている設備では老朽化による不具合が見られることもあります。
こうした点を放置すると、「入居時からあったものか」「後からついたものか」が分からず、退去時の敷金精算で揉める原因になります。
ここでは、入居時に必ず確認しておきたい箇所を詳しくご紹介します。引っ越したら、以下のポイントを順にチェックしてください。

壁や床の状態
壁や床は特に傷や汚れがつきやすい場所です。新品か中古かを確認し、キズ・汚れがないか丁寧にチェックしておきましょう。
また、前の住人が冷蔵庫や家具などの重たいものを長期間置いていた場合、その跡が残っていることがあります。搬入前に確認しておくことで、後から「知らなかった」とならずに済みます。
水回りのカビ
築年数が少し古めの物件では、水回りのパッキンや浴室にカビが発生していることがあります。特に窓のないトイレや浴室では湿気がこもりやすく、カビが生えやすいです。
入居前に確認し、必要であれば清掃や対応を依頼しておくと、快適な生活が始めやすくなります。
設備関係
エアコンや給湯器など、備え付けの設備が正常に動作するか確認しましょう。暖房・冷房や給湯器、キッチン設備などの動作チェックが重要です。
特にシャワーや洗面所などは見た目だけでは状態が分かりにくいため、水漏れ確認としてしばらく水を流して点検すると安心です。
古い物件ではドアや窓の開閉がスムーズでない場合もあります。入居時に一通り確認しておくと安心です。
入居時チェックのポイント
入居時チェックは、ただ見て回るだけでは不十分です。適当に済ませると後で後悔することもあります。
ここでは、入居時チェックを行う際に意識したいポイントを3つ紹介します。
荷物搬入前に実施
入居時チェックは、家具や家電を置く前に行いましょう。荷物で隠れてしまうと正確に確認できません。
特に冷蔵庫や洗濯機など、一度設置したら動かせない家電は注意が必要です。
可能であれば、鍵を受け取った時点でチェックすると、引っ越し当日の手間も減ります。
写真・メールで記録
入居時チェックでは、部屋の状態をしっかり記録することが大切です。写真に残しておくと、不具合の説明時の証拠になります。
チェック結果を不動産会社に伝える際は、送信日時と内容が残るメールがおすすめです。写真を添付して送信し、大切に保存しておきましょう。
入居時チェックリスト活用
多くの不動産会社では、契約時にチェックリストを渡されます。部屋の状態を記録するためのもので、リストに沿って確認すると「どこをチェックするか」が明確になります。
チェック後は不動産会社に返送しますが、コピーやスクリーンショットを残しておくと退去時に安心です。
ウィル・ビーでは、スマホから簡単にチェックリストを送信できます。入居後1週間以内が期限なので、鍵を受け取った当日にそのままチェック・送信するのがおすすめです。

まとめ
引っ越しはやることが多く、入居時チェックがおろそかになりがちです。入居当初は「退去時の敷金精算のため」と言われてもピンと来ない方もいるでしょう。
しかし、入居時チェックは退去時のトラブルを避けるだけでなく、入居後に快適に暮らすためにも欠かせません。
これから引っ越す方は、ぜひ参考にしてください!