更新・退去手続き、入居中のトラブル・ご相談について

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賃貸アパートやマンションでは、契約期間が定められていることがほとんどです。契約期間後も同じ部屋に住み続けたい場合は、更新手続きを行う必要があります。また、契約を更新せず退去する場合も所定の手続きが求められます。しかし、どのような手順で行えばいいのかわからないという方も多いのではないでしょうか。

この記事では、賃貸の更新・退去手続きについて、手順や注意点を解説しています。入居中の相談窓口についてもご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

賃貸の更新・退去手続き

賃貸契約での更新手続き

多くの賃貸アパートやマンションでは、契約期間が「2年間」に設定されています。2年後も同じ部屋に住み続けるためには、更新手続きが必要です。
基本的には、契約期間が終了する2〜4ヶ月前になると、不動産会社や大家さんから郵送や電話などで契約更新に関する連絡があります。その際に契約を継続する意志を伝え、送られてきた書類に必要事項を記入して返送することで、更新手続きは完了です。

賃貸物件の中には、契約内容の変更や退去の申し出がない限り、自動的に契約が更新されるケースも存在します。この場合、不動産会社や大家さんから連絡が来ることはなく、特別な手続きは不要です。物件の契約期間については入居時に説明されるため、しっかり確認しておきましょう。

契約更新にかかる費用

賃貸物件によっては、契約の更新時に「更新料」がかかる場合があります。不動産会社や地域によって更新料の有無や金額は異なります。詳細は賃貸契約書に記載されているため、事前にチェックしておきましょう。

火災保険の契約更新

一般的に、火災保険の契約期間は賃貸物件と同じ期間に設定されています。ただし、賃貸契約を更新しても、火災保険が自動的に更新されるわけではありません。火災保険を継続する場合も、更新手続きと保険料の支払いが必要です。契約が自動更新になっている賃貸物件の場合は、特に注意してください。

また、契約更新のタイミングで、これまでとは別の火災保険に加入することも可能です。管理会社や大家さんに「火災保険を自分で新たに契約する」ということを忘れずに伝えておきましょう。

保証会社の契約更新

賃貸物件で保証会社を利用している場合、賃貸契約の終了と同じタイミングで保証契約も終了してしまいます。今後も引き続き保証会社を利用するには、賃貸契約とは別に更新手続きと保証金の支払いが必要です。
初回の契約期間中の支払状況によっては、契約更新後は保証料が下がるケースもあるため、不動産会社や保証会社に確認してみましょう。

賃貸契約での退去手続き

賃貸契約を更新しない場合や契約期間中に退去する場合は、退去手続きが必要です。一般的に、退去予定日の1ヶ月前までに不動産会社や大家さんへ「退去希望」の連絡を行わなければいけません。その後、退去届に必要事項を記入し、郵送やFAX、PDFをメールで送るなどの方法で提出します。

ただし、物件によっては退去の告知期限が1ヶ月よりも早く定められていることがあります。また、契約期間によっては退去時に違約金が発生するケースもあります。退去時の取り決めについては賃貸契約書に記載されているため、事前に確認しておきましょう。

賃貸契約での退去手続き

ライフラインの解約

賃貸物件から退去する際は、電気・水道・ガスなどのライフラインも解約する必要があります。解約手続きを忘れてしまうと、引っ越したあとも料金を払い続けることになるため注意しましょう。
ライフラインの解約は、電話の他にメールやインターネットでも手続きができる場合があります。退去する1週間前までに、ライフラインの解約手続きを完了させておくとよいでしょう。

退去時の立ち会い

賃貸物件によっては、退去時に不動産会社や大家さんの立ち会いが必要になる場合があります。敷金精算のために、部屋の状態を確認することが目的です。入居者の故意・過失で生じた傷や故障については、修繕費用を負担しなければいけません。

一方、入居時点ですでに存在していた不具合については、貸主側が費用を負担します。立ち会いをスムーズに行うためにも、部屋の状態については正直に申告するようにしてください。立ち会いの所要時間は、一般的に30〜60分程度です。双方が納得したら書類にサインし、不動産会社や大家さんに鍵を返却します。

入居中のトラブル・各種相談方法

賃貸物件に入居していると、「部屋や共用部の設備が故障した」「隣の部屋から騒音がする」などのさまざまなトラブルが起こる場合があります。1人で解決が難しい問題については、信頼できる場所に相談したいですよね。ここでは、入居中の相談方法について解説しています。

不動産会社や大家さんに連絡する

入居中にトラブルや困りごとが発生したら、まずは不動産会社に連絡しましょう。不動産会社が営業時間外の場合は、大家さんに相談するのもおすすめです。
設備に関する不具合や近隣住人とのトラブルだけでなく、賃貸契約の更新・退去手続きについて教えてほしいことがある場合にも対応してもらえます。
ウィル・ビーでは、入居者様専用ページに相談フォームや入居者様専用LINEを設置していますので、お困りの際はぜひこちらからご相談ください。「2週間以上部屋を不在にする」「駐車場や駐輪場を借りたい」といったお悩みやご質問も受け付けています。

入居者専用様ページはこちら

入居中のトラブル・各種相談方法

その他の相談窓口

万が一、不動産会社や大家さんに相談しても解決しなかった場合は、別の相談窓口に頼るのも1つの方法です。代表的な窓口として、各自治体の窓口や国民生活センターが挙げられます。
また、どこに相談すればいいのかわからない場合は法テラスを利用するのもおすすめです。相談する際は、状況の記録を書面などで残しておくとやりとりがスムーズに進みます。

まとめ

賃貸物件では、同じ部屋に住み続ける場合も退去する場合もそれぞれ手続きが必要です。特に、退去では告知期限が定められているため、余裕を持って連絡するようにしてください。
契約更新・退去手続きについて不明点があるときや、入居中にトラブルが発生したときは、不動産会社や大家さんへ早めに相談することがおすすめです。弊社でも入居者様専用ページをご用意しておりますので、お気軽にお問い合わせください。

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