困った長期空室…どんな対策が必要?

  • 賃貸管理

賃貸経営を行っていく中で特に困難な問題としてあげられるのが空室期間です。なかなか空室が埋まらない時にどのような対策を講じると良いのか、弊社での実績も踏まえて、お話します。

空室対策に効果的なリフォーム

入居者が物件を選ぶときに重視するポイントに、「室内設備の充実」と「内装デザイン」があげられます。
過去に、構造がしっかりしていて立地も良いのに空室期間が長引いている物件がありました。
そこで弊社が提案したのが、フローリングについての追加リフォームです。すると、リフォーム後すぐに空室が埋まりました。 リフォーム前のその物件は、一般的な茶色のフローリングでしたが、明るく・広い印象に変える為に白基調の床に張り替えをしました。 その結果、完了後に間もなくして入居申込が入ったのです。
このように、内装に変化を加えるだけで空き室期間が短くなることもありますし、モニター付きインターホンの新設など、セキュリティを強化することも空室対策につながります。

一般的な木目のフローリング
白基調のフロアタイル

その他のリフォーム事例はこちらでご紹介しています

モデルルームを設営して生活イメージが湧くようにする

内見が入っていても申込までいたらない理由に、家具レイアウトが難しいというものがあります。そんな問題を解決するのがモデルルームの設営です。
特に単身者用の物件では、ベッド・デスクを置けるかが入居の決め手となります。
弊社では、内装に合わせた家具を設営し、内見時の印象を良くすることで長期空室の対策をしています。また、設営されている家具を入居者にプレゼントするといった特典を設けることも効果的だと思われます。

モデルルームを設営して生活イメージが湧くようにする

募集条件を定期的に見直す

ここまでは物件の価値、印象を向上させる事例を紹介しましたが、弊社は募集条件にこだわることが空室対策で最も重要だと考えています。

一言に募集条件といっても、立地、間取り、築年数など様々ありますがそれだけでなく、内装リフォーム具合や近隣相場と比較した時に割高になっていないかなどを見極め、時に条件を変更することも空室対策に効果的です。
弊社の募集条件を変更した事例では、相場に合っていない物件は賃料を下げる、敷金・礼金を0ヶ月にするなどが多く見られています。
また、入居者を紹介してくれた仲介業者に対して、広告料を支払うという条件を加えることも効果的です。これを不動産業界では「AD」と言い、仲介業者の営業マンが売上確保のために他の物件よりも優先して紹介してくれることがあります。
そのほか、募集を依頼している不動産業者から定期的に募集報告を受けるだけでなく、近隣に競合となる物件がいくつあるのか、競合と比べて見劣りする点が無いかを確認してみましょう。

募集条件を定期的に見直す

このように、空室が長く続いている際には、募集状況の把握だけでなく競合物件と比較して、優位性の高い募集条件に変更することが早期で空室を埋めるための効果的な施策となります。

人気物件ランキング