事前に知っておきたい、内見のコツ

  • お部屋探し

自分に合った理想の物件探しのためには、実際に部屋の中や周辺の様子を確かめることが大切です。せっかく時間を使って現地に足を運ぶなら、物件見学をスムーズに進め、一度で気になるポイントをしっかり確認したいですよね。
そこで今回は、物件見学予約のタイミングや所要時間、見落としがちなチェックポイントについてご紹介します。内見当日に持参すると便利なアイテムについても解説しているため、お部屋探しの参考にしてみてください。

物件見学はなぜ必要?

物件見学とは、物件検索サイトなどで気に入った物件を実際に見学することで、内見とも呼ばれます。サイト内の説明文や図面、写真からでは読み取れない、日当たりや周辺の様子などを自分の目で確認できることがメリットです。
住み始めた後に理想とのギャップに悩むのを避けるためにも、なるべく契約を結ぶ前に内見を活用しましょう。

予約のタイミング

一般的に、内見希望時は不動産会社を通じて事前予約が必要になります。不動産会社としても、物件の所有者と連絡をとったり、鍵を借りたりなどの準備が必要になるからです。予約から内見までをスムーズに進めるためには、内見希望日の3日〜1週間程前までには不動産会社へ連絡し、内見日や担当者との待ち合わせ場所を決めておきましょう。
電話やメールといった予約方法がありますが、1〜3月、9〜10月といった引っ越しが多い時期や急ぎの場合は、電話での予約がおすすめです。

所要時間

内見で物件内や設備などを確認する時間は、1件あたり30分程度が目安です。しかし、内見当日には事前に担当者と物件希望条件の擦り合わせを行ったり、内見する物件についての説明を受けたりする「打合せ時間」が発生するケースが大半です。1日で気になる物件を数件以上見て回る場合は、打合せや移動時間を考慮して、余裕を持った計画を立てましょう。 内見当日の一般的な流れは以下の通りです。

  1. 不動産会社の担当者と待合せ
  2. 希望条件などに関する打合せ
  3. 実際に気になる物件を見学
  4. 物件が気に入った場合は契約へ
物件見学はなぜ必要?

当日の心構えと見落としがちなポイント

物件見学の際には、事前に見学を希望した物件以外にも、条件に合う物件を案内してもらえることが多くあります。家賃が上がるほど、新しくキレイな物件や希望条件通りの部屋に出会える可能性が高くなりますが、入居後の生活を考えると、予算と比べて家賃が高すぎる物件を選ぶのはおすすめできません。そこで、予算的にも無理のない範囲でより理想に近い物件に住めるよう、自分が「住まいに求める優先順位」を決めておくことが大切です。
当日の見学時には、実際に生活する様子を想像しながら、物件内部や周辺環境をチェックしていきます。
物件見学全体を通して確認するべきポイントをまとめているこちらのコラムもあわせてチェックしてみてください。

これら以外にも、見落としやすい重要なポイントが存在します。例えば、ゴミ置き場や駐輪場などの共有部分や外観の状態から、物件の管理が行き届いているかを確認することも大切です。ゴミ置き場の状態が悪い場合は、入居後の生活でニオイに悩まされる可能性もあります。また、他の居住者によってマナーを守った使い方がされているかという点も、快適な生活を送るために重要なポイントです。
そして、物件見学で気になる部分があれば、担当者に質問してみるのも一つの方法です。特に、地域密着型の不動産会社などは、物件管理者の人柄まで把握している場合があります。さらに、居住者はどういった家族構成・生活スタイルの人が多いか、過去の居住者の退去理由などを教えてもらえる場合があります。

当日の心構えと見落としがちなポイント

持参すると便利なものは?

不動産担当者が必要な資料などを揃えているため、内見当日に持ち物が発生するケースは多くありません。しかし、複数の物件を比較検討したり、入居後の家具・家電の設置場所を確認したりする場合は以下のアイテムを持参すると便利です。

部屋の図面

内見時には、図面と照らし合わせて部屋や収納の広さ、ドアの向きなど全体的な様子を確認することが大切です。事前に図面が手元にある場合は、当日忘れずに持参しましょう。

メジャー

家具や家電の設置場所を確認するために欠かせないのがメジャーです。特に、手持ちの家具をそのまま使う場合には、あらかじめ家具のサイズを測って記録しておきましょう。
特に冷蔵庫や洗濯機は電源や水栓位置の都合上、ある程度配置スペースが限定され、物件によっては設置できないケースがあるため注意が必要です。

カメラ

例えば、気になる物件を数件内見する場合には、記憶やメモのみでは思い返せない部分があるかもしれません。後からそれぞれをしっかり比較検討するためにも、写真や動画で物件の様子を記録しておくことが大切です。スマートフォンのカメラ機能や動画機能を使って記録すると便利です。

その他にも、図面などにメモをとる際の筆記用具や、収納スペースなどの暗いところの確認に便利な懐中電灯があると便利です。筆記用具やライトについては、スマートフォンのメモ機能やライト機能で代用するのもいいですね。また、動きやすい服装や着脱のしやすい靴を選ぶのも大切です。

持参すると便利なものは?

内見の時間帯にも工夫が必要

内見時には、実際に物件を訪れる時間帯にも注意が必要です。例えば、物件サイトなどで間取りを確認し、窓の向きなどから日当たりが心配な場合は、なるべく日中に内見を設定してもらうのが安心ですよね。
また、女性の一人暮らしの場合などは、暗い時間帯の周辺環境を確かめておきたいと考える人も多いのではないでしょうか。
気になるポイントが確認できる時間帯に内見を行ったり、後日時間帯を変えて周辺環境を確認したりという工夫ができると良いでしょう。

まとめ

今回は、見学予約のタイミングや所要時間、見落としがちなチェックポイントなどについてご紹介しました。安心かつ納得して物件を決めるためにも、内見の流れや重要ポイントをしっかり押さえておきましょう。
記事の内容を参考にしながら、ぜひ理想の住まいを見つけてください。

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